ルンバ発お絵かきも壁面も登れるロボット教材
2021.12.06

  アイロボットジャパン 村田さん

概要

お掃除ロボット「ルンバ」で有名なアイロボット社がロボット教材「Root」を開発。お絵かき、壁面を登るといった様々な仕掛けがしてあるこのロボットの面白さや魅力、そして可能性をアイロボットジャパンの村田さんにインタビューしてみました。

 

 

 

Rootという教材は、お掃除ロボットから発想が生まれたということでよろしいでしょうか。

村田さん: はい、ロボット掃除機ルンバの開発チームから派生したメンバーが作っています。完全にそれをモチーフにした訳ではありませんが、段差センサーやバンパーなど、ルンバに搭載されている機能が入った、いわば「ミニルンバ」といったところでしょうか。

ビジュアルプログラミングから始まり、最後は一般的なテキストプログラミングまでいくところがすごく優れているなと感じます。

村田さん:ありがとうございます。そのような意味では、幅広い方に楽しんでいただけるかなと思っています。

 

 

小学校での導入が多いんですか?

村田さん:Rootの販売は今年始まったばかりなので小さいチームで行っています。よって初年度につきましては小学校の学校法人や教育センターなどをターゲットとしております。ロボット自体は対象年齢が99歳までとなっていて、誰でも遊べるロボットです。字が読めなくても遊べるので対象年齢は6歳としていますが、アメリカの表記では4歳から99歳となっているんですよ。

99歳というのもすごいですね。その意味では、本当にレベルを問わない教材ですよね。

村田さん:「99+」となっているので、実質何歳になっても楽しく遊べます。本当に小さなお子様でも、またプログラミングが苦手というお母様とかでも一緒に遊んでいただけるかなと思っています。

実際学校で導入されて、お子さんたちの反応というのはいかがですか?

村田さん:私もたまに授業を見させていただくのですが、まず電源を入れるとピロリッと音がするんです。ここから「キャー!かわいい!」とみんな歓喜の声をあげてくれます

そこで盛り上がるって、すごい教材ですね。なかなかそのような教材はないですよね。

村田さん:そうですよね。ロボットといっても日本人が考えるロボットのように手足がついているわけでもないので、その意味ではこれが動くというのがまたちょっと可愛いし、「うちのルンバに動きが似てる」と思っていただいているのかなと思います。

とっつきやすさはすごく大きいですよね。

村田さん:おっしゃる通りだと思います。特にルンバがお家にあるという子たちにとっては、授業が終わったあとお家に帰ってルンバの動きを見ていると、「ルンバってすごいな」と自分でプログラムをやるとわかるんですよね。壁に当たったらはね返るとか、自身でごみを見つけて掃除するというのは、ちょっとプログラミングをやってみるとどんなにすごいことかというのがお家でわかるんだと思います。

本当に機械の中がプログラムされているということが本質的に理解できますよね。

村田さん:そういうことです。センサーがどこについていて、バンパーがどうなっているのか、どうして段差で落ちないんだろうということを自らプログラムすることによって子どもたちの「なぜ」をこのRootが解決してくれるかなと思います

 

 

すごく広がりのある教材ですね。本物のルンバでもできない壁面上がったりホワイトボード上でも動かせるところも面白いと思います。

村田さん:色も出ますし、音も出ますし、字も書けますし、絵も描けます。たとえば緑の線を描いて、それをなぞることもできますし、それを消すこともできます。とても楽しいですし、大人の方がやっても結構盛り上がります。

 

 

 

私も欲しくなってきました。

村田さん:一回使ってみてください。3つのレベルに分かれているので、言葉が読めなくてもわかります。レベル2ですと、小学校3~4年生ぐらい。レベル3は本格的なコーディングプログラムで高校生、大学生、エンジニアレベルでも使うことができます。

レベル1がブロックを組み合わせるシンプルなグラフィカルコーディング、次のレベル2はScratchのようなグラフィックとスクリプトの組み合わせ。レベル3では、実際にコードを書き込んでみようということですね。

村田さん:そうですね。3番目はフルテキストですね。1で作ったものを、2とか3に行ったり来たりできます。実際1で使ったものをフルテキストにしたいなら、レベル3に切り替えるとすぐ出てきます。よってコーディングを勉強するにはすごく近道だと思います。普通は1をやってから2をやるんですが、1をやって易しすぎたらすぐ2をやってみて、1に戻ってみてもよいですし。相互的に学ぶことができる、これは教育関係者の方々によくお褒めいただきます。

操作のシステムはこの3段階を行ったり来たりというのが大きな特徴ですね。例題のテキスト的なものはあるんでしょうか。

村田さん:私どものホームページに「今すぐコーディングする」というのがあります。トップページにいろいろ遊べるプログラムというか、事例みたいなものがたくさん出てきます。それで遊んでいただいてもいいですし、チャレンジシートのようなものも生徒向けに作っていますので、それでチャレンジしていくのもいいかなと思います。「こんな字を書いてみよう」とか「ユニコーンを描いてみよう」。これは絵を描くというプログラミングで、音楽だとジングルベルもあります。それ以外にも、ルンバっぽいところですとタッチポイントや、センサーですね。バンパーを使ったプログラムもあります。またRootは、実際にロボットがなくてもシミュレーターで遊ぶことができるので自宅での予習・復習にもオススメです

シミュレーターで学べるのはよいですね。

村田さん:専用アプリ上にシミュレーターがあるのでお家でも遊ぶことができますし、自宅のiPad上で作ったものを自分でセーブして、今度はそれを学校に持っていってみんなの前で発表するということもできます。自分が作ったプログラムをクラウド上に保存することができるので、それを学校に持って行って、ロボットで実際にやってみんなにプレゼンテーションするということができます。

保護者の方がどういう反応か、お聞きになったりはされていますか?

村田さん:学校で直接この授業を受けた子どもの保護者さんではないのですが、店頭でのデモンストレーションで、「意外にリーズナブルだね」、「これならすぐ遊べそうだ」というお声をいただけたのは嬉しかったです。

レベル3まで行けば、もうかなりレベルが高いですから。学年が上がっても楽しめますね。

村田さん:大学生でもできると思います。最近は東京都教育委員会が主導しているTOKYO GLOBAL GATEWAYという英語を学ぶ施設でRootを教材として取り入れていただいています。小学校、中学校、高校の授業で入っていまして、英語でプログラミングを学ぶということをこちらでやっていただいているので、外国人の先生が英語を使ってRootでプログラミングを教えてくださっています。

 

アイロボットジャパン

テクテク編集部あとがき

3レベルでのプログラミングができたり、壁面を登ったり、お絵かきができたり、シミュレーターでブログラミングしてそれを保存して学校で発表できるといった多く仕掛けがしてあり子どもから大人まで楽しめる教材だと思いました。年齢を選ばないところがとてもよいと感じました。家庭向けにも販売されているのでぜひお手にとってもらいたいです。

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