11月27日のオンラインイベント、テクテクはじめのいっぽデイDAY2では13時30分からプログラミング寺子屋Hats・PCN南大阪の都先生によるIchigoJamのレッスンが行われました。子どもたちになじみのあるビジュアルプログラミングではなくBASICのテキストプログラミングによる学習なので、パソコン画面をZoomとIchigoJamWeb版の両方を表示するところからスタートです。お子さまにはパソコンの操作が不慣れなところもあるはずですが、都先生が手順をわかりやすく伝えているので、とても順調に画面セッティングが完了しました。
まずは、おうちの中でどれだけコンピュータが使われているかを確かめた後は、実際にキーボードでテキストを入力していきます。「おーい」とテキストを打ち込むと、 “Syntax error”が返されることから、コンピュータを操作するためには専用の言語が必要であることを学びます。パソコン経験がまだまだ浅い人にはむずかしい内容ですが、都先生はキーボードのタイプ位置を表示しながらレッスンしているので、お子さまは苦もなくタイピングを進めています。
お子さまがひと通りキーボード操作に慣れてきた後は、実際にBASICで6行のコードを打ち込み、IchigoJamのライトのオンオフを操作を行います。子どもたちにはハードルが高い6行のコード入力であるうえに、画面クリアやリスト表示、実行などのプログラミングの基本も教えているので、相当に中身が濃いレッスンです。お子さまもご両親と一緒に試行錯誤を繰り返しながらのタイピングになりますが、先生も入力画面をチェックしながら進行したので、無事ライトのオンオフが実行できました。
最後はGOTO行番号でジャンプと反復を学んで、今日のメインイベントのゲームの制作です。7行のコードをしっかりと入力した後に、可変要素のキャラクター変更やゲームスピードを変化させて、オリジナルなゲームを作ります。ここまで来るとお子さまは無我夢中。高速でキャラが動くゲームを披露したところで、80分のレッスンが終了しました。
プログラミング寺子屋Hatsの都先生は2人の子どもを育て上げたエンジニア女性で、わかりやすく楽しく元気が出る教え方が特徴です。レッスン内容は初心者にとっては確かにハイレベルですが、声掛けが頻繁にあるうえに、キーボードの位置を画面で出すなどの細かい配慮がされているので、子どもが夢中になるレッスンでした。レッスン終了後のアンケートでも「基本から体験ができてとてもよかった」という保護者様からの声が聞かれています。Scratchには慣れているお子さま方も、より論理的で本格的なテキストプログラミングにしっかり対応し、充実した時間を過ごせたのではないでしょうか。