凸版印刷のできるーと。えほん×アプリで子どものやる気や考える力・がんばる力を育むことができる幼児向け教材です。
2021.11.01

  凸版印刷株式会社 教育事業推進本部 上野 莉歩さん

概要
『できるーと』は、えほんとアプリをつかい、親と子の二人三脚で ”かず” を学ぶおうち学習教材。お子さま用の「ワークえほん」と「ワークアプリ」、保護者さま用の「おうえんアプリ」、3つの教材を組み合わせてつかうことで、お子さまの考える力とがんばる力を引き出す仕組みになっています。子ども向けのサービスを対象とした賞でも受賞実績のある幼児向け教材です。では具体的にはどこが優れているのか詳しく聞きたいと思い、企画・編集を行った凸版印刷の上野さんに取材しました。 
 
 
 
 
 

この教材は第14回キッズデザイン賞と第17回日本e-Learning大賞ニューノーマル特別部門賞を受賞していますね。          


上野さんキッズデザイン賞では、保護者アプリで子どもの学習状況の見守りや具体的な声かけをおすすめする内容が子どもにどう教えたらいいのかという不安をサポートし、育児を後押しできる点がとても良いポイントであるという講評をいただいております。e-Learning大賞は、コロナ禍での生活様式の変化が大きく、デジタル利活用への注目度が高まる中での受賞だったのですが、デジタルとアナログの良さを掛け合わせたニューノーマルな新しい家庭での学び方である点を大きく評価いただきました。

 

 

いま、保護者の方がお子さまをどう褒めたらいいかわからない、叱ることができないといった問題があると思います。保護者アプリはどう使ったらいいのでしょうか?


上野さんできるーとの保護者アプリは、これから取り組む問題、学習し終えた問題に対しての適切なアドバイスが見られる機能があります。お子さまがワークアプリを解く際に、お子さまの回答によって保護者に届くアドバイスが変わります。この問題を間違えたときはこのようなアドバイスをするのがおすすめです、と具体的なサポート方法が表示されるので、それを活かした声かけをすることによってお子さまのやる気を削がずに成長を促すことにつながると思います。

 

 

1日の終わりには、例えば「間違えても正解まで何度も粘り強く取り組んでいた」などのがんばりの様子もお知らせするので、その内容をもとにお子さまをほめていただき、達成感とやる気を膨らませてほしいと思います。

 

たとえば小学校の算数であれば、アプリを通じてのお子さまの理解度把握と声かけはとても重要だと思うのですが、小学校入学前でもやはり必要なのでしょうか?

上野さん一般的には、小学校が学習のスタートであるという認識をされている方が多いと思いますが、いきなり小学校から授業が始まり、そのうえ難しい算数が始まるときのハードルは高く、その瞬間に勉強が嫌いになることや、学ぶことへの抵抗や壁ができてしまうこともあるのではないでしょうか。

アプリやえほんなど、お子さまが好きで身近なツールを取り入れ楽しみながら「できることって楽しい」とか、「できた」という体験、できたことを一番身近な人に褒められる体験を幼児期のうちに重ね、お子さまの自己肯定感や学ぶことへのモチベーションを小学校に入る前から身に付けられていることが重要だと思います。

 

 

入学前のかずの学習という面からですと、凸版印刷では小学生向けの算数のデジタルドリルも開発しており小学校でご利用いただいているのですが、児童が間違えた原因を分析し解消するための専用基礎問題が出題されるという特徴があるものでした。しかし、どれだけ基礎問題に立ち返っても一部の児童たちはつまずきを解消できず、理解を積み上げられないというケースもあり、原因として算数の複雑な計算問題や文章題に至る前の基本的な数の概念の理解や、そもそも問題と向き合う意欲が不十分であるという可能性が見えてきました。このような背景もあり、小学校入学前に数量・図形の体験を繰り返し楽しんでその後の学びの土台が形成できる教材の必要性を感じ、『できるーと かずシリーズ』を開発しました。

また、コロナ禍によってお子さまを幼稚園や保育園に登園できなかったり、ご自宅で過ごす時間が増えたという保護者の方もいらっしゃると思います。それに伴い、保護者の方がご自宅で先生役を担うシーンは結構多くなっているのではないでしょうか。保護者が忙しい時間や、お子さま自身が自分で学習を進めていきたいという意思があるときには、付きっきりにはならなくても、適宜スマホで通知が届くので、本当に必要な時だけ見てあげるなどの使い方ができるといいと思います。

 

他にもアプリとドリルを組み合わせた教材は多くありますが、できるーとの最大の差別化のポイントはどこにありますか?

上野さん紙のドリルを「ワークえほん」という名前にしている通り、絵本として物語が要所要所に挟まっている中で問題を解いていく作りになっていて、中身も全面フルカラーで、見たときにワクワクする、途中で飽きることなく夢中になって取り組んでくれるような作り込みをしています。実際にレビューでも「子どもが楽しそうに取り組んでいました」といったコメントを多くいただいています。

 

 

紙のドリルがあってこそのアプリという考え方でよろしいのでしょうか?

上野さんどちらも同じぐらい重要だと思っています。今回のワークえほんは紙のドリルにあたりますが、切る、貼る、実際に鉛筆で書くといった体験はやはりアナログならではできることです。一方、『できるーと』のアプリではモチーフを自由に動かすことができたり、何回もやり直すことができたりするので、自分の手を動かしながら考える過程を自分の目で確かめられることが、お子さまたちの考える力、思考力の育成につながります。ワークえほんで学んだことを、バリエーションも問題量も豊富なワークアプリで繰り返し楽しめる点もご好評いただいています。

 

テクテク編集部あとがき

『できるーと』の企画・編集を行う凸版印刷教育事業推進本部が大切にしているのは、非認知能力の育成です。学力テストでは推し量れない、目標への意欲、協調性、自制心といった個人の内面にある人間性の豊かさ。とりわけ、自分をコントロールする力≒やり抜く力、つまり努力する力が幼少期に育成されると考え、現在も研究・開発を進めています。現在は小中学生向け、社会人向けのデジタル教材も取り扱っています。非認知能力の育成に重要なのは、まずは幼児期の学び。幼児期のお子さまをお持ちのご家庭は、『できるーと』を試してみてはいかがでしょうか。

凸版印刷の教育事業について詳しく知りたい方はこちら

 

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